自社施工とは、”ハウスメーカーや工務店が、自分の会社で工事をおこなうこと”です。
家づくりをたのむ工務店やハウスメーカーを探すとき、「完全自社施工だから安心!」といった話を耳にすることがありますが、実際はどうなのでしょうか。
~この記事でわかること~
・自社施工とは何か
・自社施工が安心と言われる理由
「自社施工」と「下請け施工」は何が違う?
まず、自社施工と下請け施工の違いを見ていきましょう。
自社施工:自社で工事を行う
下請け施工:下請け業者に仕事をだす
ただし、ここで気をつけておきたいのが、「100%自社施工の会社はほとんどない」ということです。
家をつくると一口に言っても、家そのものを建てるだけでなく、足場工事・塗装工事・防水工事・排管工事・電気工事など、さまざまな工事があります。
「餅は餅屋」という通り、それぞれ専門技術が必要です。ほぼすべての工務店では、多かれ少なかれ、何かしらの工事を他の業者や職人に依頼しています。すべての作業を一つの会社で行う・・・そのような会社はまず存在しないといっていいでしょう。
では「自社施工」の会社は、何が違うのか?
それは「施工管理を自社で行っているか?」ということが大きいです。
施工管理を自社でおこなっているか?
「施工管理」とは、工事が計画通り進むように管理することです。具体的には施工の計画を立てたり、工事の安全・品質・工程などの管理を行ったりします。
先ほど述べたとおり、家づくりには大工・電気・配管などさまざまな分野の職人さんが関わってきます。そのため各業者や職人さんとのやりとりを円滑に進め、工事全体をまとめていくという意味でも非常に大切な役割です。
施工管理がうまくいかないと、「打ち合わせでイメージしてた仕上がりと違う」「工事の品質に問題が・・・」などのトラブルにもつながりかねません。
この施工管理を自分たちで責任を持っておこなう会社なら、安心感がありますよね。下請け業者に丸投げせず、品質をしっかりチェックしたり、信頼できる職人さんに仕事を任せたりすることができます。
ただし、施工管理を下請けにまかせている会社でも、「厳しい基準をクリアした下請け業者に頼んでいる」「施工のチェック体制や保証がしっかりしている」といった業者なら安心度は高くなるでしょう。
自社施工のメリット
腕の確かな大工に頼める
家づくりというのは、設計だけでなく、職人さんの腕もとても大切です。同じ設計図をもとに建てても、職人さんの腕によって品質は大きく変わってきます。施工管理を自社で行っているということは、信頼できる職人に工事に携わってもらえるということです。
営業・設計・施工が一貫して行える
下請け業者に丸投げせずに自社施工するということは、お客様と打ち合わせした設計担当者と、現場との距離が近いということ。設計担当者と現場に携わる人間が、直接相談や打ち合わせをする機会が多くなります。
情報伝達がきちんとされるので、イメージの相違や、伝達漏れなどが防げるのがメリットです。「なんかイメージと違う」「打ち合わせで言ってたことが反映されてないんだけど・・・」などのトラブルが発生するリスクを極限まで減らせるということですね。
まとめ
今回は「自社施工」についてご紹介しました。マイホームは、人生最大の買い物です。どんな工務店に頼むかで建つ家が変わるので、ぜひ直接話を聞いて、信頼できる業者を選ばれてください。
ガーディアンホームでは、どんな設計者・大工がいるのか、ホームページ上にプロフィールを公開しています。どんな人が家をつくっているのか知りたいという方は、ぜひ「スタッフ紹介」のページを見ていただけるとうれしいです。