真っ白にかがやく、おしゃれな漆喰塗りの壁。自然な凹凸が美しく、室内をパッと明るくしてくれるのはもちろん、調湿や消臭、有害物質の分解などさまざまな機能をもっています。
しかし、今までの住まいで一般的なビニールクロスの壁しか経験がないと、「漆喰って汚れたらどうするの?」「傷はつかないの?」など心配になりますよね。今回は漆喰塗りの壁のお手入れ方法をお伝えしていきます。
手あかなどの軽い汚れは?
遠くから見ると、真っ白な壁紙。しかり意外と近くで見ると、黒ずんでいることがあります。その原因が、毎日の生活で蓄積していく手垢などの汚れです。
ビニールクロスだと、手あか汚れは水に濡らした雑巾で拭いたり、取れなければ中性洗剤を使ったりするかと思います。ゴシゴシ擦ると壁紙が傷むこともあり、意外と苦戦された経験がある方も多いのではないでしょうか?
軽い汚れは水拭きや消しゴムで!
漆喰塗り壁の場合、手あかなどの軽い汚れは固くしぼった雑巾でふくだけで、きれいに落とすことができます。部分的な汚れなら、消しゴムでササッとこするのも有効です。特別な道具も要らないので、うれしいですよね。
しつこい汚れはメラミンスポンジ
水拭きや消しゴムで落としきれない漆喰塗り壁の汚れには、100円ショップでも購入できる「メラミンスポンジ」がおすすめです。水をつけて軽くこするだけで、汚れを薄く削り落とすことができます。
子どもの落書きは落ちる?
子育て世代のハプニングで多いのが、クレヨンや油性マジックでの壁の落書き。目を離したすきに…なんてこともありますよね。
ビニールクロスの場合、水拭きしてみたり、落ちなければ除光液を使ってみたり。上からタッチペンで隠す、もし壁いっぱいに落書きされた場合はクロス張替え…ということもあり、意外と大変です。
紙やすりで軽くこするだけ!
漆喰塗り壁のうれしい点が、表面を削ったり補修したりできるということ!
軽い落書きであれば、紙やすりでこするだけで簡単に消すことができます。落書きだけでなく、コーヒーやお茶など色のついた液体をこぼしてしまったときにも使えるテクニックです。
紙やすりは消しゴムやメラミンスポンジ以上に壁が削れやすいので、力加減には注意が必要。目の細かい紙やすり(100~240番)を選んで、軽くこするようにしてくださいね。
漆喰の傷やひび割れは補修できる?
ビニールクロスの補修といえば、剥がして貼り直さなければなりません。古いところと新しいところの差がくっきりとでてしまうこともあります。
漆喰塗り壁の場合は、DIYでの部分的な補修が可能!
漆喰はクロスと違って黄ばみもでないので、新しいところも自然となじんでくれます。傷や割れが出てしまったとき、どうしても汚れが取れないときにはDIYでの部分補修を試してみてください。
カルクウォールの部分補修方法
ガーディアンホームで採用しているスイス漆喰のカルクウォールの場合、補修用の小分けパックが販売されています。
- 壁に霧吹きで軽く水をかける
- 補修用カルクウォールを歯ブラシやハケで傷・割れに塗り込む
- 乾燥させて、気になる部分があれば紙やすりで少し整える
押しピンでできた穴なども、この方法で簡単に補修することができますよ。
漆喰のひび割れを防ぐには?
漆喰の割れの原因は、急激な乾燥による縮小・下地の木材の収縮や膨張・工事などの振動など。漆喰塗りの施工に慣れた業者を選ぶことで、ひび割れを起こしにくくなりますよ。
まとめ
漆喰塗り壁はなじみのない方も多いので「お手入れや補修が難しそう」と不安に思われる方もいるかもしれません。しかし意外と掃除も簡単で、自分で簡単に補修をしながらきれいな状態をキープできるのがうれしいですよね。
ガーディアンホームでは、室内壁の仕上げにスイスの「カルクウォール」、外壁にドイツの「STO」を採用しています。北欧風やプロバンス風、完全自由設計などお好みの家を建てることができるので、ぜひ塗り壁が気になるという方は一度ご相談ください。