ナチュラルでかわいらしいお家というと、どんなスタイルを思い浮かべますか?
真っ白な塗り壁に、ぬくもりのある無垢のフローリング。インテリアのポイントとして、かわいいタイルや小窓、ニッチなどを取り入れている住宅もよく見ますよね。
そんなナチュラルでかわいらしい家の定番スタイルの一つが「アール開口」。空間をゆるやかに仕切りつつ、海外の映画に出てくるようなかわいらしくておしゃれなお家にしてくれますよ。
アール開口ってなに?
ドアなどの出入口のことを「開口部」といいますが、ほとんどは長方形の形ですよね。アール開口はただの直方形じゃなく、上部がアーチ型の曲線になった開口部のことです。「カーブ開口」「アーチ開口」などとよばれることもあります。
アール開口が人気の理由
アール開口が人気の理由は主に2つ!
理由①ぐんとおしゃれになるから
上部をアーチ型にするだけで、空間に個性が。ぱっと目をひくアクセントになります。もし「構造上とりのぞけない壁」があったとしても、入口を丸くすることで「あえてこうした」ようなおしゃれな雰囲気にしてくれます。
「今住んでいる賃貸マンションでは、インテリアを作り上げるのが難しい」とお悩みの方も多いのでは?家具や小物にこだわっても、実は家のつくり自体がおしゃれじゃないと、洗練させるのは難しいものです。アール開口のようにおうち自体にポイントがあれば、ワンランク上のコーディネートができますよ。
理由②ゆるやかにゾーニングできるから
ドアをつけるのは嫌だけれど、少し空間を仕切りたいというときにアール開口は最適。例えば収納の入口や、リビングとその隣の部分をゾーニングしたいとき、子どもの遊び場やお昼寝スペースをつくりたいときなんかにも役立ちます。
アール開口を玄関のアクセントに
玄関から入ってすぐの場所に、土間収納があるととても便利。くつや傘はもちろん、外遊びのおもちゃやベビーカー、掃除道具などさまざまな物をしまっておけます。
その土間収納の出入口をアール開口にすると、玄関のアクセントになって、家に入った瞬間からかわいらしい雰囲気に。ドアをつけずにオープンにすると、ニオイや湿気も気になりません。
収納部分の開口部だけでなく、「玄関ホールとリビングの間」をアール開口にするのもかわいらしくておすすめです。寝室のウォークインクローゼットの入口や、キッチン横のパントリーの入口にもいいですよね。
ペット用スペースやキッズスペースの入口に
階段下スペースを利用した、ペットのためのスペース。アール開口がインテリアのアクセントとしても、とてもかわいらしいですよね。穴ぐらのような雰囲気になるので、ペットも落ち着いてすごすことができます。
アール開口にすると、なんだかとっておきの秘密基地のようなスペースに。先に進むのがワクワクするような空間がつくれるので、キッズスペースの入口にもおすすめです。おこもり感はありながら、子どものようすが見守れるような空間になります。
アール開口の費用はケースバイケース
アール開口で気になるのが費用について。高くなりそうと思われるかもしれませんが、実はケースバイケースです。
曲線をつくる手間がかかるので、その分、大工さんの工賃としては費用がアップします。しかしドアをつけるのに比べると、安い場合もあるのです。
設置場所の壁の状態、比較する建具の金額等によってさまざまなので、取り入れたいときには気軽にご相談ください。